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【 2018年10月13日 − その他

「伝える」こそ最大のミッション


皆さんこんにちは。10月も中旬に差し掛かり、山も色づいてまいりました。そして夜明けが遅く、日暮れが早くなりそして本当に涼しくなりました。過ごしやすくなったのは大歓迎ですが今年はインフルエンザが例年より早い流行を見せているようです。季節の変わり目、健康こそがすべての源、留意していきたいと思います。
さて前回のブログでは脱廃プラの動きから世界的に環境問題の関心を集めていることに触れました。無駄に消費させることが次の消費を生み、同時にゴミも生んでしまうこと、
無料だから安いからの消費行動を変えるターニングポイントに来ている事、焼却をすれば全てが還るわけではない事を書きました。
関連して今回はもう少しリサイクルについて書きたいと思います。
そもそも元通りに戻るがリサイクルということではないでしょうか
「元通り」とは?
・同じ量で戻る
・同じモノで戻る
・同じ場所へ戻る
が完璧な状態です。一般的な認識でも形や用途は変わっても「元通りに戻る」だと思います。
しかしゴミ箱の中に入りさえすれば、リサイクルのループは描けると思っている方が多くいらっしゃいます。しかしゴミ箱の中に入れればグチャグチャになります。いったんグチャグチャになったものを、単一に戻す=元通りに戻す動作は困難極まることは想像に難くありません。

結局どうなるかという戻せないので、 焼却され減容するという選択になります。減容はリサイクルとは意味が異なり、嵩が減るということなのでゴミという域を越えません。出来上がったものはやっぱりゴミであったり、あまり価値がつくものは出来上がらず、熱の回収もロス割合の方が多くなります。

そうならないようにするにはグチャグチャにしない、要はモノごとに排出する=分別排出をすると解決出来ます。「元通り」のループが描きやすくなるからです。

もちろん、モノに溢れている現代で、全部を取り置いていたり、素材全てを分別排出するのは現実的ではありません
それもさることながら、細かくなっていってもループを描けない技術的課題もあります。
なので分別されれば資源に確実にまわせるものだけは確実に、少なくともカテゴリーごとに排出するだけでも化石燃料の代替化と決めることが第一になります。
こういうメソッドを「伝える」ことで消費者行動をモチベート出来るのだと思います。
持続開発可能な社会への構築への想いに温度差はないと思います。あるのはメソッドの知識量の差のみです。スペシャリスト(自分で言うのもおかしいですが)がメソッドを「伝える」ことで行き先が大きく変わってきます。丁寧に「伝える」こと これは本当に大切なミッションであると感じます。

次回は具体的に何が確実に資源になるのか 何をすれば化石燃料の代替化へ進むのかに触れたいと思います